7/8の日記

今日は仕事は早く終わっていたけれど頼まれごとがあって30分ほど待たされて退社した。

電車を降りるとホームから見える駅前の建物がいつもと違う色をしているのが気になった。

どういう事態かすぐに察した私は駅ナカの店で夜食べるおやつを買おうという予定を投げ捨てて外に飛び出し、見るとやはり西の空がとんでもない色に染まっていた。

すでに19時を過ぎていたので残された時間はわずか、空がよく見える場所を求めてただならぬ勢いで歩いた。

その間私の先を行く人もすれ違う人も誰ひとり空を気にしてはいない。

なぜそんなに取り澄まして歩いていられるのか本当にわからない。だって、すごいですよ、空。

かなり終わりの気配が濃くなってきた頃跨線橋にたどり着き、見るとそこでは中学生のグループや仕事帰りらしい大人が数名スマホを構えたり空を眺めながら飲酒したりしていた。

やはりいるところにはいるものなのだな。

スマホで数枚写真を撮って帰宅した。

私のこういう美しいものを見逃したくない精神、情趣を解するとかではなく極度の貧乏性という気がする。

 

おわり。