福島の旅 1

旅、と言っていいのか帰省というべきか、もうしばらく前になってしまうけど夏休みに地元福島をいろいろと見てまわってきた。

これまで生きてきて「福島には何もない」と固く信じて疑わなかったしおそらく県民の多くが同じように思ってるんじゃないかと私は思っているんだけど、改めて見てみると案外色々あったという話。

私だけではなく今回一緒に各地を訪れた他県出身の友人も十分楽しんでいたようだしこれ問題は宣伝方法なのではないか。

「来て」キャンペーンのインパクトも嫌いじゃないけど「来て」と言っておけば何とかなるってもんでもないんじゃないでしょうか。

 

それはさておき、すでに時間がたってしまっているので写真を撮った場所を中心に残しておく。

初日。

磐梯吾妻スカイラインは子供のころから何度か通ったことがあったけど、興味の対象外だったのか特にこれといった印象もなく、大人になってやっとなかなかおもしろい場所だな、と思うようになったところがある。

 

つばくろ谷。

 

f:id:wa_ta:20190902201425j:image

 

この日は天気が悪く、出発時は雨が降っていた。

つばくろ谷は市内が一望できるスポットらしくおそらく天気の良い日がおすすめなのだろうけど、この日は下界がすべて雲に覆われていて何も見えず別世界感があり、これはこれで大変おもしろかった。

 

スカイラインの車窓は途中までは普通に山道という感じなのだけれど次第に火山らしい風景になっていくのがおもしろい。

ずっと雲の中を進んでいたのに、雲を抜けたとたん空が晴れ渡っていたのもまた別世界に入ったようで素晴らしかった。

 

f:id:wa_ta:20190902201754j:image

f:id:wa_ta:20190902201750j:image
f:id:wa_ta:20190902201743j:image

f:id:wa_ta:20190908223009j:image

 

ガスが発生しており窓を開けられないためすべてガラス越しの写真になってしまい、残念。

火山への恐ろしさもありつつこの非日常感あふれる光景は大好きだ。

海外へ行ったこともないのに海外みたいだなと思ったり、実際見たこともない火星の風景っぽいとか思ったりしていた。

 

浄土平に到着し、思い立って吾妻小富士に登ってみた。

市内からよく見える地元民にはおなじみの山だけど小学生の時以来登ったことはなく、駐車場から10分程度で山頂なので軽い気持ちで登り出したもののこのところめっきり運動不足の私にはなかなか厳しい道のりだった。

 

噴火口。

 

f:id:wa_ta:20190902201918j:image
山の下から見上げた写真も撮ればよかった。

火口のあたり子どものころ見た時より緑が増えているような気がしたんだけど実際昔の写真を見るとこんなに植物はなかった。

長い間生きていると自然界の変化も目の当たりに。

火口を一周するのはやめておいたけど体力があったら歩いてみたかったな。

 

火口から駐車場の方を見下ろしたところ。

 

f:id:wa_ta:20190902202416j:image
f:id:wa_ta:20190902202412j:image

現実感がないような不思議な光景でいつまでも見ていられそうだった。

写真を見るとなぜかミニチュア感があるな。

見えている木道のあたりも歩いてみたかったけど体力と時間の都合で今回は見送った。

歩いてしか行くことができない美しい沼などもあるらしい。

体力のなさを悔やむ場面は多々あった。

 

つづく