伊豆の旅 5
旅の記録の続き。
私は海を見るのが好きだけど、実は川も湖も好きだ。水辺全般が好きである。
ここで一旦海とは別の水辺に向かうことにした。
河津駅で下車。
また変な写真しか撮れなかった…
河津といえば桜、ちょうどこの前日からさくらまつりが始まっていて、たくさんの人が訪れていた。
しかし私は桜に目もくれず、向かうは水のあるところ、河津七滝!
特に事前に調べることもなく、どうも滝が7つあるらしい、くらいの情報だけを持ってバスに乗った。
バスの乗車時間は30分くらいだっただろうか。ちょうどその時間思いついたことをツイートするのに集中していて車窓を見ていなかったことを今になってバカだなあと思うけど、ひとり旅でなければ人との会話の方に夢中になってしまうなんてよくあることだと思う。
滝を見て回るのにオススメのコースもあったようなんだけど、何も知らないまま訪れてしまった私はとりあえず河津七滝バス停まで行き、その辺から適当に歩き出してしまった。
バスの走る大きい通りからは滝の気配をまったく感じず、案内もそれほど出ていなかったりして、もしやこれは期待はずれのパターンなのでは…と不安になっていたところに、まず「出合滝」の入り口が見えた。滝は小道を下りた先にあるらしい。
おすすめ順路完全無視である。
もうね、不安は一瞬で吹き飛んだよね。
まだ1つめだというのに、興奮のあまり私の16GのiPhoneで撮ってはいけない量の写真をこの一か所で撮ってしまった。案の定その後写真や音楽データをガンガン消しながら森の中を歩く羽目に…
私はすぐに最高の場所に来てしまったことを確信した。
雨上がりの森は信じられないほど良いにおいがして、この芳香剤売ってくれと思った。
続いてカニ滝。
初景滝。
手前に伊豆の踊り子の像があったんだけど思い入れがないため外して写真を撮ってしまった。
ここからとんでもない登りが始まった。
蛇滝。
この滝が一番好きかもしれない。高さはそれほどでもないものの、青い淵が息を飲むほど美しかったので。
柱状節理という不思議な岩もたくさん見た。
こんなところで中断したくはないが眠気が限界だ。
つづく