伊豆の旅 3
旅の記録の続き。
もう1週間も過ぎようというのにいつまで伊豆の話してるんだよって感じだが、構うものか。
吊橋を渡り終えて、ピクニカルコースはまだこの先も続くので、惹かれる気持ちはあったけどここは駅へ向かう決断をした。でももしかしたらそのまま進んでも良かったかもしれないな、今思えば。ちょっと心残り。
駅までの道は別荘地の中を貫いていた。
左右に立派なお屋敷が並んでいるんだけど季節のせいかどこも人気がなくひっそりしているし、遠くに見える山や別荘の庭に見える植物が普段の生活圏とは全然違って、ここでもまたこれ夢? 現実? という感覚を味わうのだった。
30分ほど歩いて、城ヶ崎海岸駅に到着。
木造の変わった駅舎、ちょっと変な写真になってしまった。
線路を見ながら浸かれる足湯もあるよ。私はタイツ着用だったので無理だったけど。
夕方に近づいて、天気が悪くなってきた。疲れてきていたし寒くもなってきて次に行く場所も思いつかず、とりあえず伊豆急の終点、伊豆下田駅まで行ってみることに。貧乏性だから、フリーきっぷをなるべく使い倒したいという願望もあった。
いつも初めて訪れた駅は写真を撮っているんだけど伊豆急下田駅の写真はなんだか失敗してしまってた。残念。
下田はとにかく周囲にボコボコある山に驚いた。ちょっと異様な景観だった。
ロープウェイも乗ってみたかったけど今回は見ただけ。
この街には翌日も来る予定だったので、何しに来たんだかよくわからないけど駅周辺をちょっとだけ歩いてこの日は終了。せっかく伊豆急の終点に来たところだけど、すぐに始点の伊東まで戻ることに。計画的に旅行する人には許せない動きだろうなと思った。
すっかり日も暮れた頃伊東駅に到着。駅前のセンス…。
一応夜の海もチェック。
いつかの年末関西方面の旅で、日が暮れてから大津に着いて琵琶湖を見に行った時とまったく同じの何も見えなさだった。目の前に大きな水があるんだろうな、って気配だけ感じるやつ。
ホテルはまあ普通といえば普通かもしれないけどとてもレトロで、ひとりで泊まるの2回…3回目かな? だったけど初めてちょっと部屋にいるの怖いな、って思ってしまった。
雨の天気予報で持って来ていた折りたたみ傘はここまで出番なしだったけど、夜ご飯を求めて歩いていたらぽつぽつ降り出した。
濡れた夜の知らない街をうろうろした。
街のおいしそうなお魚の店とかには結局入る勇気は出ず、駅からちょっと離れた場所でモスバーガーを見つけた。
いつかは地元の食べ物屋さんにも入れるようになると良いと思う。
1日目はこれで終わり。つづく。